建設機構について

　皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

　さて、私こと6月21日に開催されました令和6年度定時総会及び理事会において、会長に再任されました。建設業界におけるその責務の重さを考えますと、身の引き締まる思いですが、会員の皆様のご理解、ご協力を得ながら、全力を尽くす所存でございますので、引き続きのご支援を宜しくお願い申し上げます。

　申し上げるまでもなく、我々建設業の使命は、社会資本整備や維持管理を通じて、地域社会の発展を支えるとともに、災害時における活動等により、地域の安全・安心を確保することにあります。本年元日に最大震度7の能登半島地震が発生し、多数の犠牲者や住宅損壊など甚大な被害が生じたことに、改めて地域建設業の存在そのものが重要なインフラであることを、強く認識したところです。

　一方、我々建設業を取り巻く環境は、「完全週休2日制の促進」や「担い手の確保」「物価高騰」「事業継承」など多くの課題を抱えており、この4月からは「時間外労働の上限規制」が建設業にも適用され、工期の延伸が困難な工事における勤務時間の超過や作業時間の制約に伴う、収入減少による他業種への人材の流出への懸念など、先々の経営見通しに対し、不安が高まっております。

　このような状況下ですが、今後も地域社会と連携した公益目的事業を展開し、建設業界のさらなる発展に取り組んでいく所存ですので、皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年6月
公益社団法人 小浜市建設機構
会　長　　嶋 口　茂 和